陽明開行政書士事務所
カスタマーハラスメントに対する基本方針
- はじめに
当事務所は、「太陽のように明るく、開かれた事業体にする」という代表者大坪力基の決意のもと、経済より「明」にする経営理念を掲げ、お客様の法的ニーズに真摯に対応し、より満足度の高いサービスの提供に向けて取り組んでいます。また、お客様からお寄せいただくご意見・ご要望は、当事務所のサービスの改善・品質向上において、大変貴重な機会と考えております。
一方、一部のお客様の要求や言動の中には、従業員の人格を否定する暴言、脅迫、暴力など、従業員の尊厳を傷つけるものもございます。こうした社会通念に照らして著しく不当である行為は、従業員の就業環境を悪化させるだけでなく、適切な法的サービスの提供にも悪影響を及ぼしかねない重大な問題であります。
- 当事務所におけるカスタマーハラスメントの定義
当事務所では、カスタマーハラスメントを「お客様から従業員に対して行われる著しい迷惑行為であって、従業員の就業環境を害するもの」と定義します。
行政書士業務の特性を踏まえ、以下のような行為を指します:
行政手続き関連での迷惑行為
- 手続きの遅延や不許可に対する過度な責任追及と暴言
- 行政機関の判断に対する理不尽な責任転嫁と威嚇的言動
- 法定費用や報酬に対する不当な値下げ要求と恫喝
在留資格・ビザ業務での迷惑行為
- 不許可や審査遅延への感情的な暴言・人格否定
- 国籍や出身国に関する差別的発言
- 家族の在留に関する過度な責任追及
企業法務での迷惑行為
- 許認可取得の遅延に対する威嚇的態度
- 法的リスクの説明に対する逆恨み的言動
- 夜間・休日の執拗な連絡と対応強要
M&A・企業支援業務での迷惑行為
- 案件不成立への理不尽な損害賠償請求
- 秘密保持に関する過度なプレッシャーと威嚇
- 専門的判断への感情的な否定と人格攻撃
- カスタマーハラスメントへの対応
社内対応
- カスタマーハラスメントを受けた場合、従業員のケアを最優先とし、代表者への即座の報告体制を整備します
- 多言語対応業務の特性を考慮し、文化的背景による誤解を避けるための研修を実施します
- 法的専門性を要する業務のため、弁護士等の外部専門家との連携体制を構築します
社外対応
- 問題解決に当たっては、法的根拠に基づく合理的かつ理性的な話し合いを行いますが、当事務所でカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合、業務委託契約の解除を含め、毅然とした対応を行います
- 悪質と判断した場合、警察や外部の専門家(弁護士等)と連携の上、法的措置も含めて適切に対処します
- 特別な配慮事項
多言語・多文化対応 当事務所では中国、ベトナム、ミャンマー、ネパール等のアジア各国出身の方々への支援を行っているため、言語的・文化的背景による誤解を防ぐため、通訳を介した対応や文書による確認を徹底します。
オンライン相談対応 LINE、Zoom、WeChatでのオンライン相談において、画面録画や通話記録の保存により、適切な証拠保全を行います。
当事務所は、全ての従業員が安心して専門的な法的サービスを提供できる環境を確保し、お客様との信頼関係をより良いものとすることで、「経済より明にする」「社会貢献より明にする」「文化貢献より明にする」という経営理念の実現に努めてまいります。
令和7年7月5日
陽明開行政書士事務所
所長 大坪力基
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